アレキサンドライト【6月の誕生石】

アレキサンドライト【6月の誕生石】

Alexandrite

アレキサンドライトは、鉱物種クリソベルからできる希少価値の高い宝石で、光の種類によって色の変化を示すのが特徴的です。透明度が高く、色の変化が明確なものほど高品質とされます。落ち着いた色合いで、飽きずに長く身につけられる宝石でしょう。6月の誕生石でもあります。

こちらのページでは、アレキサンドライトの魅力と楽しみ方を紹介します。

原石の種類:鉱物種クリソベリル/和名【金緑石】
モース硬度:8.5
結晶系:直方晶系
化学組成:ベリリウム・アルミニウム酸化物
劈開:弱い
光沢:ガラス状
:多色

光の種類で色が変化する、希少な宝石

アレキサンドライトという高貴な宝石名は、ロシアのアレキサンダー2世皇帝の誕生日に発見されたことに由来します。 その名の通り、高貴な雰囲気が魅力的な宝石ですが、光の種類によって変色効果が見られるのが最大の特徴です。クロムに起因して、自然光下では緑に見えますが、電球などの白熱光下では赤や紫から茶色にまで変わります。

変幻自在な輝きが美しいことで、人々を魅了してきたアレキサンドライトは、希少性と価値の高い宝石とされ、非常に人気があります。新しい鉱山が発見されたことで、採石されてはいるものの、大きなものは産出されず、1カラットを越えると極めて少なくなるのが現状です。そのため、高品質なものはダイヤモンドよりもカラット単位で高価になっています。

アレキサンドライトの品質判断

アレキサンドライトは、インクルージョン(内包物)が入りやすい種類でそれも品質基準にはなりますが、もっとも重要視されるのがカラーと変色効果の程度です。主に下の4つのポイントが価値判断の基準となります。

  • 変色効果を顕著に示すかどうかと、対照色とのバランス
  • 透明度が高く、色味が明瞭に現れているかどうか
  • インクルージョンとキズの有無、その度合い
  • カラットの重さ

インクルージョンやキズが少なければ少ないほど、カラットが重ければ重いほど、高品質になります。

アレキサンドライトは、昼は「エメラルド」夜は「ルビー」などと例えられるように、光の種類による変色効果が美しいものです。太陽光や蛍光灯などの下では、深緑や青緑など緑色に発色し、白熱灯やロウソクの火などでは、暗めの赤やオレンジなどの赤系色を示します。赤や緑と一言でいっても、光の加減でさまざまな色相が現れるのです。

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