アクアマリン【3月の誕生石】

アクアマリン【3月の誕生石】

Aquamarine

アクアマリンは、エメラルドと同じ鉱物種ベリルの中で青系色を表す石です。透明度の高い美しいスカイブルーで比較的リーズナブルであることからも、人気の宝石となっています。ラテン語で「アクア(水)」と「マリーン(海)」が語源で、ブラジルやナイジェリア、モザンビークなどから採石されます。

こちらのページでは、アクアマリンの魅力と楽しみ方を紹介します。

原石の種類:鉱物種ベリル/和名【緑柱石】
モース硬度:7.5〜8
結晶系:六方晶系
化学組成:ベリリウム・アルミニウム珪酸塩
劈開:弱い
光沢:ガラス状
:水色
産地:ブラジル、ナイジェリア、モザンビーク

硬度が高く、傷ができにくい宝石

アクアマリンは、硬度が高く傷ができにくいため、比較的お手入れがしやすい宝石です。布やタオルでのから拭きでも十分ですが、汚れが気になるときは中性洗剤をつけて、柔らかめの歯ブラシで磨いても良いでしょう。洗浄は水かぬるま湯で行います。

ただし、鉱物種ベリルの中には色が抜ける石もあるため、この方法はアクアマリンであることが確かな場合にしましょう。高価なものであれば、専門店でのクリーニングがおすすめです。

比較的リーズナブルなのも人気の理由

アクアマリンは、美しい色と比較的リーズナブルなことで人気があり、流通の多い宝石です。ジュエリーであれば、ファセットカットにされたものが多いでしょう。透明度が高く大きめで、ブルー色が濃いものが高品質とされます。エメラルド同様に「キャッツアイ効果」が見られる石もありますが、宝石質のものは少ないため、高値で出回っています。

淡く優しい色合いの「ミルキーアクアマリン」

ミルキーアクアマリン

半透明から不透明に近い、ミルキーアクアマリン。細かいインクルージョンに起因するため宝石の価値としては低いものの、淡く優しい色味で人気があります。

高級なアクアマリン「サンタマリア」

アクアマリン・サンタマリア

ブラジルの鉱山からは、最高品質のアクアマリンが採石されます。中でも、サンタマリア地方で採石される、紺に近いブルー色のものは「サンタマリア」と呼ばれる美しいものです。

サンタマリア地方だけでなく、アフリカ・モザンビーク、近年はマダガスカルなどでも同質のアクアマリンが相次いで見つかったため、これらを総称して「サンタマリア」と呼ぶのが一般的になってきています。サンタマリアは商業名のため鑑別書に記載はされませんが、通常のアクアマリンが比較的リーズナブルであるのに対し、稀にしか産出されないサンタマリアは高価な宝石となります。

サンタマリア地方で産出されたものにこだわる場合には、必ず産地を確認するようにしましょう。

 

加熱やトリートメント処理されることも

アクアマリンは、元々ブルー色をしているものもあれば、加熱処理してブルー色にされるものもあります。流通しているアクアマリンのほとんどは、ブルー色を際立たせるためにトリートメント処理がされています。色味を調整する方法としては、色味が薄いアクアマリンをはじめ、褐色の鉱物種ベリルや、同じベリルであるエメラルドが加熱処理されることもあります。

もちろん、天然のままのアクアマリンもありますが、加熱か非加熱かを判別することは、現状では難しいようです。尚、通常のアクアマリンの色味は、濃すぎず淡すぎないブルー色が好まれます。

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