宝石のイラスト・カーネリアン【7月の誕生石】
Carnelian
カーネリアンは、和名を「紅玉髄」といい、半透明で赤オレンジ色をしているのが特徴です。原石は鉱物カルセドニーで、南アフリカなどで産出されます。
こちらのページでは、カルセドニーの魅力と楽しみ方を紹介します。
原石の種類 | :鉱物種カルセドニー/和名【玉髄】 |
モース硬度 | :6.5〜7 |
結晶系 | :六方晶系、三包晶系 |
化学組成 | :二酸化珪素 |
劈開 | :なし |
光沢 | :油脂状~ガラス状 |
色 | :赤、オレンジ、黄 |
素朴な「赤」が味わい深い宝石・カーネリアン
「紅玉髄」という和名をもつカーネリアンは、その独自の「赤色」が最大の特徴です。玉髄とは、カルセドニーを指します。主に南アフリカやインド、ブラジルなどを産地としますが、中でもインドで採石されるカーネリアンは、強い太陽光に起因して、鮮やかな赤を示します。
カーネリアンによく似ているものに「サードニクス」という宝石がありますが、これは「赤縞瑪瑙」と呼ばれ、瑪瑙(アゲート)の一種になります。同じ鉱物から成るカルセドニーとアゲートですが、カルセドニーは模様がなく色味が均一に広がっているのに対して、アゲートは縞模様が見られます。
時々「レッドアゲート」というものを見かけることがありますが、カーネリアンかサードニクスのどちらかに商品名をつけて販売しているということでしょう。
カーネリアンは、濃い赤に着色されたものも多くありますが、ナチュラルなままのジュエリーや置き石などは、情緒あふれる雰囲気を楽しめます。