赤珊瑚(ベニサンゴ)【3月の誕生石】

赤珊瑚(ベニサンゴ)【3月の誕生石】

Red Coral

珊瑚の中でも、もっとも価値が高いのが「赤珊瑚(ベニサンゴ)」です。鮮やかで深い赤色の海の宝石として珍重され、数千年前から宝飾品として愛されてきました。

こちらのページでは、赤珊瑚の魅力と楽しみ方を紹介します。

原石の種類:有機物コーラル/和名【珊瑚】
モース硬度:3.5〜4
結晶系:三方晶系、直方晶系、非晶質
化学組成:炭酸カルシウム、またはコンキリオン
劈開:なし
光沢:ロウ状~ガラス状
:赤

最上級とされる、真っ赤な珊瑚

珊瑚は、海中でできる自然の産物です。赤、ピンク、オレンジ、白のものは「貴重珊瑚(宝石サンゴ)」と呼ばれ、特別な宝石になります。中でも、もっとも価値が高いとされる珊瑚は、全体に赤色が広がっているもの。特に「血赤」と呼ばれる真っ赤な色が広がった珊瑚は、最上級とされます。大きさのある丸玉は非常に珍しいため、希少価値の高いものです。

日本で「胡渡」と呼ばれた地中海の珊瑚は、シルクロード経由で中国大陸から持ち込まれたもので、桃太郎が鬼ヶ島から持ち帰った宝物としても知られています。珊瑚は、ネックレスや数珠などに仕立てられるほか、原木のまま鑑賞したり、彫刻されて根付などの工芸品にされたりします。イミテーションとして、陶器やガラス、プラスチックなどが存在します

赤く着色した珊瑚と、イソバナに注意

赤珊瑚はその人気ゆえ、白珊瑚を赤色に着色したものも多く出回っています。また、赤珊瑚によく似ているものに、イソアカサンゴやスポンジサンゴといった珊瑚がありますが、これは「イソバナ」という珊瑚の仲間であり、宝石として価値のある貴重珊瑚ではありません。イソバナは、薄い脈状の模様が特徴であるため、見極めるポイントになります。

小さな無数の穴は、天然の証

珊瑚の品質を決めるポイントは、形・色ムラ・虫食いの有無です。珊瑚には「むし孔」という小さな穴や、無数の空洞があることが多いですが、これは天然の証であり、珊瑚の個性になります。美しさを損なう場合や、汚れの原因になりそうな穴の場合は、珊瑚のかけらや樹脂で埋める処理がされることもあります。一般的な宝石の処理ではありますが、気になる場合は事前にショップに確認しましょう。

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