絵画のジュエリー【赤珊瑚】

絵画のジュエリー【赤珊瑚】

赤珊瑚のジュエリーが描かれた絵画を紹介します。

フレデリック・サンズが描いた赤珊瑚ジュエリー

フレデリック・サンズ 「媚薬とイゾルデ」 (1870)

フレデリック・サンズ(1829-1904)の絵画には、赤珊瑚ネックレスを身につけた女性が描かれた作品がさまざまあります。

こちらの女性は、中世ヨーロッパの恋愛物語「トリスタンとイゾルデ」に登場するアイルランドの王女「イゾルデ」。

王女が首にかけている赤珊瑚ネックレスとシンプルな耳飾りが青いドレスに映えています。

よく見ると、右の手首にもブレスレットをはめていますね。

フレデリック・サンズ 「メデイア」 (1866-1868)

こちらは、ギリシア神話に登場するコルキスの王女「メデイア」です。

眠りの魔法や若返りの魔法に優れた魔女でもあります。

鮮やかな血赤珊瑚が幾重にも重なったネックレスが、魔女メデイアの何とも言い難い表情を一層神秘的に引き立てていますね。

フレデリック・サンズ 「ヘレネ」 (1867)

ギリシア神話に登場する女神でメネラウスの妻「ヘレネ」です。

この女性もまた、怒ったような印象的な表情をしていますが、白い肌に赤珊瑚ネックレスの鮮やかな赤がひときわ美しいコントラストですね。

ロセッティが描いた赤珊瑚ジュエリー

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ「モンナ・ヴァンナ」(1866)

女性画を多く描いたダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ(1828-1882)の絵画にも、赤珊瑚を身につけた作品が存在します。

こちらは、ロセッティのお気に入りのモデル、アレクサ・ワイルディングの肖像画です。

巻貝をモチーフにしたヘアアクセサリーや肩の羽毛の扇とともに、赤珊瑚のネックレスが飾られています。

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ「レジーナ・コルディウム」(1860)

作品のモデルは、この年に結婚したエリザベス・シダルという女性です。

「思慮深さ」「純愛」を意味するパンジーを手にもち、首にはハートのペンダントをしています。

神の首にもかけられた赤珊瑚のネックレス

ラファエロ・サンティ 「三美神」 (1504-1505)

ギリシア神話の三美神・カリスの一柱「アグライア」が象徴するものは「輝き」です。

輝きを象徴する神の首には、赤珊瑚のネックレスがかけられているのが分かります。