宝石のイラスト・サードニクス【8月の誕生石】
Sardonyx
サードニクスは、カーネリアンの一種で、赤茶と白の縞模様を示します。サードニクスという宝石名の語源は「サード(赤茶のカルセドニー)」と「オニキス(直線状の縞模様を示すカルセドニー)」を組み合わせたもので、サードオニキスなどと呼ばれることもあります。
こちらのページでは、サードニクスの魅力と楽しみ方を紹介します。
原石の種類 | :鉱物種カルセドニー/和名【玉髄】 |
モース硬度 | :6.5〜7 |
結晶系 | :六方晶系、三包晶系 |
化学組成 | :二酸化珪素 |
劈開 | :なし |
光沢 | :油脂状~ガラス状 |
色 | :赤、オレンジ、褐色、白 |
赤と白の平行模様を表す宝石・サードニクス
サードニクスとは、鉱物カルセドニーから成るアゲートの一種で、赤色系の層と白色の層で形成されたものを指します。アゲートが曲線状の縞模様であるのに対して、サードニクスは直線状の縞模様であるのが特徴です。
サードニクスの歴史

サードニクスは、古代から重要視されてきた宝石のひとつです。
新約聖書「ヨハネによる黙示録」では、聖なる都・エルサレムの城壁に現代の誕生石の元と考えられている12種類の宝石が飾られたとされています。
そのひとつが、8月の誕生石であるサードニクスなのです。
彫刻などのインテリアでもお馴染みの宝石

産出量の多いサードニクスは、宝石としての価値は高くがありませんが、古くから縞模様を活かしてカメオやインタリオなどに仕立てられてきた趣のある宝石です。ジュエリー以外にも、彫刻品や装飾品、食器などのインテリアにされるなど、広い用途で使われてきました。