トルコ石【12月の誕生石】

トルコ石【12月の誕生石】

Turquoise

最古の宝石のひとつとされるトルコ石は、鉄と銅を含む割合によって、スカイブルーから緑色までさまざまな色で産出されます。透明感のない極めて鮮やかな独自の色彩で、宝石としての価値を認められてきました。

こちらのページでは、トルコ石の魅力と楽しみ方を紹介します。

原石の種類:鉱物種トルコ石
モース硬度:5〜6
結晶系:三斜晶系
化学組成:含水銅・アルミニウム・リン酸塩
劈開:なし
光沢:ロウ状~ガラス状
:青、緑、黄

紀元前から親しまれたトルコ石

「ターコイズブルー」という色の名前があるほど、鮮やかなブルー色が特徴のトルコ石。主な産地は、中近東や中南米です。トルコ石は、トルコに産地があるわけではなく、トルコ経由で広められた宝石であることにちなんでいます。

古代メキシコでは、トルコ石は高貴で神聖な石とされ、中南米のアメリカ先住民によるアステカ文明では、神の仮面や見事な工芸品がトルコ石でつくられています。古代ペルシャでは、美しい青色のトルコ石が採れる鉱山があり、刀の柄や馬につける鞍、置物など、さまざまなものがトルコ石で飾られました。

アリゾナ産トルコ石は大量に採掘されていた時代もあり、装飾品だけでなく、町を豊かにしてきた副産物でもあります。

色味や個性があり、選ぶ楽しみがある

トルコ石は、銅を多く含むと青くなり、鉄を多く含むと緑色になります。鮮烈な色合いに加えて、トルコ石に多い特徴のひとつが、蜘蛛の巣のような褐色や黒の網目模様でしょう。インクルージョンとしては、金色のパイライトが内包されていることもあります。

トルコ石の種類一覧

ペルシャ産トルコ石

トルコ石

トルコ石の中でも、最高品質といわれるペルシャ産のトルコ石。イランで採取されるものは硬度が高く、通称“ペルシャンブルー”といわれる美しい水色をしています。

トルコ石は、水色が緑色に変化する性質がありますが、イランのネイシャプル鉱山で採取される石は経年劣化がないものがほとんどです。もっとも美しいとされるのは、濃いめのターコイズブルーの石。ペルシャ産特有のメイトリックス(黒い網目模様)は、色調とバランスがとれているものが好ましいです。

アリゾナ産トルコ石

アリゾナ産トルコ石

メキシコやアメリカでは、多孔質の濃いトルコ石が産出されます。多くのトルコ石は、樹脂に浸したり、カリウムガラス処理を施したりして色褪せやひび割れを防ぎ、美しさを保っています。

芸術品ともいえるジュエリーの数々

トルコ石は、古くから宝飾品として使われてきたことで、アンティークジュエリーなども多い種類です。インディアン系のジュエリーであれば、素朴な良さがあり、ハンドメイドの温もりが感じられるでしょう。部族やデザイナーによって手法や個性がさまざまなので、広く楽しめるのも魅力のひとつです。なお、トルコ石は着色されたものやイミテーションも多く存在します。

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