宝石のイラスト・イエローダイヤモンド【4月の誕生石】
Yellow Diamond
カラーダイヤモンドの中でも、よく見かけるのがイエローダイヤモンドです。南アフリカのケープ州などでは、美しいイエロー色のダイヤモンドが産出されます。このイエロー色は、微量な窒素が取り込まれることに起因します。
こちらのページでは、イエローダイヤモンドの魅力と楽しみ方を紹介します。
原石の種類 | :鉱物種ダイヤモンド/和名【金剛石】 |
モース硬度 | :10 |
結晶系 | :等軸晶系 |
化学組成 | :炭素 |
劈開 | :強い |
光沢 | :金剛 |
色 | :黄色 |
産地 | :南アフリカなど |
鮮やかな黄色はカラーダイヤモンドとして評価される
ダイヤモンドは、無色のものが多いという認識が一般的です。しかし実際には黄色みや褐色がかったがかったものが多いため、カラーダイヤモンドの中では、黄色はしばしばランクが低いとされます。しかし、黄色いダイヤモンドの中でも、鮮やかな黄色がのっているものは、カラーダイヤモンドとして高い評価を受けるのです。
近年発見された、カナリーイエローやマーマレードイエローといった黄金色に輝くダイヤモンドは、希少性に値するとされ、黄色いダイヤモンドの価値観を大きく変えました。イエローダイヤモンドは、オレンジ味を帯びていないレモン色が高品質とされます。
イエローダイヤモンドは、輝きやデザインが美しいジュエリーが数多くあります。ランクが低いからという理由だけで候補から外してしまうのは、勿体ないでしょう。カラーダイヤモンドを選ぶなら、イエローダイヤモンドも選択肢のひとつにしたいところです。
傷も魅力になる宝石・イエローダイヤモンド
傷のあるダイヤモンドはしばしば敬遠されるものですが、イエローダイヤモンドであれば、傷は輝きを増す要素にもなります。美しさや耐久性に欠ける傷でなければ、問題視する必要はないでしょう。
また、ダイヤモンドのカラーグレードは、観測する人によって若干ランクが変わることも珍しくありません。傷の有無や、カラーグレードにこだわるのも良いですが、ダイヤモンドが独自にもつ輝きを、自分自身の目で判断して楽しむのも大切でしょう。